"おさかな本できるかな?"ができました。
↑この記事でごにょごにょと述べていた「おさかな本」が遂に刊行されました。まじか。
えっと"おさかな本"というのは、私が推しているアイドル sora tob sakana をただひたすらに称える同人誌です。
時系列を整理させていただくと、この本の企画を始めたのは昨年11月。紆余曲折あって出ね〜〜って感じになってきたのが年明け。コロナが本格的に生活を覆い始めたのが3月。上記のポストをしたのも3月。オサカナの解散が発表されたのは5月22日。そこから「巻かんと!」「やるよ!!」でねじ巻きをし始めて、刊行されたのはなんと、解散の1週間前というタイム感。すっげー、うつん氏っぽいPJ運営で笑える。グッダグダだけど最後はちゃんと合わせに来る女。絶対プロマネとして関わりたくないw
てなわけで、実は人生初の同人誌。ちゃんと刊行できました。わあ。
このあたりで買えると思いますが、超少部数しか作っていないので売り切れたらごめんなさい。
同人誌制作ふつうに楽しい件
今回の制作のために、昨年末にサブスクリプションでPhotoshop+Lightroomを導入。もともとカメラ使いではあったのですが、本格的に現像と修整の勉強をはじめました。加えて、図書館でいろいろ雑誌を仕入れてきて雑誌編集(というかレイアウト)も勉強。Adobe製品をちらっとさわるようになってからもう15年以上経つというのに敢えてのこのタイミングでパスとはなにかを学び、ベジェ曲線!!とか引けるようになっちゃったり。
また、本にイラスト描ける人の寄稿を望んでいたのですがそれがなかなか叶わなかったので、「じゃあ自分で書くもん!」と明後日の方向の解決を目指し、いや結果的には大した使い方はしなかったのですが、4月より導入したiPadを駆使して、ちょっと、メンバーの似顔絵的なものも挿絵として入れたり。
たっのしーーー!!!
普段、左脳のみで頭脳労働していく生き方だったので、もうこういう新しいことをちびちび体得していくの無限に楽しいし、トシでも意外と新しいことを脳のスポンジは吸収できるんだなあ・・・なんて。結局はやるかやらないかなんだなー。やってみたらなんとかなる。結果的に夏休みに数回ほぼ徹夜したような気もするけど。忘れちゃった。
ふつうに楽しかったな。
気づくの遅すぎるって話なんですけど、アマチュアの世界でなにがしか作ったり、発信できているか否かって、それが上手だから下手だからという尺度じゃないんですよね。やってるかやってないかだけ。打席に立ったか、立ってないかだけ。だから、自分上手じゃないしなあと思って打席に立たなかったら、でも内心ちょっとやりたいなって思ってたとしたら、もうそこでホントは心に嘘をついていることになるかもしれない。内心ちょっとやりたかったのに、どうしてやらないっていう決定をしたの?その思考プロセスは?下手だからって理由になってない。人に見せるのが恥ずかしいとか。どうせ売れないしとか。そういう理由。つまり、やらない理由を自分の外に外部化している。人からの評価とかに。
でもたぶん、そこ気にせずにまず走り出さなきゃはじまんない。うまくなることも。
今回いろいろ自分で作り始めて、目覚ましい上達を経て、(結構そこそこ厳しいクリエイティブとか扱っている本業の思考がチラチラ差し込む自分としても)まぁまぁいいんじゃないかなーってものを仕上げることが出来た。もちろん、めちゃ時間を使い、金も使い、なんなら刊行できなかった長い間にいろいろな人に迷惑をかけたりしてきたのかもしれないけど。でもちゃんとできた。
それは、人に見せるの怖いなみたいな恐れにいちど蓋をして走り始めたからたどり着けたところ。
刊行に至ったのは、オサカナが解散するからかもしれない。解散ドライブによって、みんなのエモみに拍車がかかり、よりよいものがつくれたかもしれない。そしてそのエモみにつられて、色んな人が興味を持って購入してくれた、ってことかもしれない。
それにしたって、購入してくださった皆さんありがとうございます、ふがいない私に付き合ってくれた編集部員"星空の漁業組合"のみなさんありがとうございます、そしてちゃんとやった自分無限に偉い。
ということで、私のつくったクソページのことは忘れて、他のメンバーのページを目の穴かっぽじってよく読んでいただけたらこれ幸いなのですが。
自分としても、カバーフォト、全体のDTP、編集、いくつかのページの企画・実施、本文の執筆(6pくらい)、写真作品3点、印刷所への入稿、出荷手配と実施、などなど。一連の経験がとんでもない財産になってるなと思って、ランナーズハイの最高潮におります。ほんとうにありがとうございます!
and then, オサカナが解散するまであと1週間くらい。
膨らみに膨らんだ、破裂する前の風船を抱えて、何を思って暮らそうかなあ。