2020年ありがとうございましたエントリ
2020年終わろうとしています。今年お世話になった皆さんありがとうございました。
今年を語るにはコロナまじ許すまじしかないと思いつつ、個人的には本当に今年色々会って感慨深いことこの上なしです。
ライブハウスに行けないこととインターネットが媒介する推しとの距離
3月を以てコロナでほとんどのイベントが消失してしまった2020年だったわけですけど、その1月〜3月って本当にあほみたいにてるい色でした。1月19日の照井順政生誕祭、2月8日のsora tob sakana presents 天体の音楽会、2月23日のsora tob sakanaスペシャルトークショー&アコースティックミニライブ(てるりんともるりんとカオリンが演奏で出演)、3月23日のsiraph(Aureole@NEPOイベント)と短い3ヶ月のあいだに4本もの演奏が見れて、もうしばらく会えなくなるだろうという予感ばかりの3月のライブ(とそのあとの飲み)さえ、幸せな気持ちに包まれる良い思い出だったりします。
— sora tob sakana (@soratobsakana) 2020年1月18日
本日はsora tob sakanaトーク&アコースティックライブでした◎ 伝承ホールにお越しくださった皆様、ありがとうございました(ㆁωㆁ)
— 佐藤 香 (Kaori Satoh) (@kaorimba) 2020年2月23日
久々のアコースティックたのしかったー。この編成は、彼女たちの歌の良さと、楽曲の良さを再認識できて、私はとてもすきなのです。またいつか…!! pic.twitter.com/IVCOfZHtot
本日Nepoでminimal siraph set!
— siraph (@siraph_info) 2020年3月22日
公園でウォームアップするメンバー pic.twitter.com/fcvOOoj0HC
ライブハウスにいけなくなるというのは何もコロナに限った特別なことじゃない。推しがいる土地に住んでいなければ会えないのは当然のことで、そういう意味で、私は2015年〜2017年にかけて海外に住んでいて一切の音楽現場に顔を出せなかったので(と言いながら、普通に欧州から日本に遠征しまくったけど)、音楽との絆をインターネットにつないでもらうという経験は、初めてのことではなく3年ぶり幾度目か、という感じだったりもした。
ステージにあがる人との関係性をネットを通じて維持しようなんて厭な発想であるような気もしないでもないけど、でも顔も名前も覚えてもらっている人と人、という意味では、やっぱりそこには少なからず"人間関係"が存在していると思うので、彼らが私のpostを目にするかどうかは別として、好きな人のことが好きであることをちゃんと発信していたいということに、こだわりを覚えた1年でもあったような気がします。
金銭感覚が壊れて、たくさんオンラインチェキ会にお金を積んで、名前を読んでもらってメッセージを読み上げてもらって…ああオサカナちゃん。解散しちゃったsora tob sakana。もう私の顔も名前も忘れてしまったかもしれないけど、いつか懐かしい思い出としてアイドル活動の日々を思い返すとき、すみっこに私が残っているといいなあ…。
おさかな本を出したこと
おさかな本の刊行は今年もっとも忘れられない最高の思い出です。合同誌に参加してくださった、あきさん、armadaさん、namakoさん、nao_yさん、改めてありがとうございました。 #オサカナカラオケ部 は永遠に不滅です!!!
オサカナが9月6日に終わって、同人誌の販売もその後すぐに完売で終えて、その存在はネットからもひっそりと消えて知る人ぞ知るものになったんだと思います。たぶん頒布するタイミングも間違ってなかったかなとマーケターとしては胸を張っております。が、そのコンテンツがなぜか胸に来るのは、彼女らの解散から3ヶ月以上を経たいまだったりします。思い出のイベントの写真や、解散を前にした気持ちを封じ込めたテキストや。本当に、本はタイムカプセル。その時々の著者の思いがタイムカプセルのように封じ込められて、決して上書きできないもの。手前味噌ですけど、良いものを作れたと思っていまでも嬉しく思っています。
やまさんがそれ読んだ感想をblogに書いてくれたのも本当に嬉しかったなあ…。
オタクの差し入れに個別返信するのとか本当はご法度かもしれなくて、だから解散風が彼女のリミッターを外してくれた効果なんだとは思うけど、本当にめちゃめちゃ嬉しかった。このバカエモやまblogを翌日の定期公演のアフタートークでてるりんとVJ TONTONさんが褒めてくれていたのも嬉しかったな。本を褒めてくれたわけじゃないけどもね。てるりんやTONTONさんにも本が届いていると良いな。
私はどこに行くのか
他方、2020年は「おばさん、学校に通う」の年で、リカレント教育なんて言葉も流行っていますけど、学び直しの年でした。
新しくつけた知識と、新しく知った問いの解き方が体中をぐるぐると巡って、いままで見つけては見過ごしていたいろいろな世の中のイシューにたいし、新しい意見を持つようになれたと思う。
ある先生が言ってたんですよ。「見えてるひとと、見えてないひとがいる」って。なにかの現象を見たときに、それに対する意見や解決方法や感想や、あれこれを、着想できる人とそうでない人がいるらしいんです。私はそれ聞いたときに、見えてる人になりたいなあと思ったんです。
見えてる人でいるためには、世の中で何が論じられているのか、諸問題について学者の先生らはどう考えているのか、過去にどう解決されてきた歴史があるのか、今ならどうすべきなのかを学び、考え続けないといけない。ああ、でもそれは、趣味だから。楽しいな。
そう、学びは苦しいことではない。楽しさしかない。睡眠時間が削れたり、色々プライベートの犠牲もあるのかもしれないけど。ただただ、楽しいな。そう思って暮らしています。
ずっと前から、行動の人になりたくて。風をおこそう、アクションしないと。そういうふうに思ってやってきた。
未だに行動が得意とはいえないと思うけど。何年か前より、少しはましと言えるのではないだろうか。
今の私が、昨年の私より少しはましだから、前を向いていられる。
いろいろ、社会は難しいことだらけで、私は運が良くて恵まれていたから辛酸をなめることもなく暮らしていられる。そういう環境を維持できていることにひたすら感謝するとともに。それでも私は、ただ内向きに宇宙が張り出しているオタクでしかないから。どれだけ人にためになれるのかって全然イメージできてないんだけど、自分が取る前向きな歩みのひとつひとつに誰かを巻き込んで、みんなで幸せになっていければいいなあとだけ思っております。
今年もありがとうございました!