手のひらを雨空に

ありのままで歩く大変さをかぞえる ひとつふたつ、みっつと
君がさす未来が明るいことだけ なぜか確かにわかるんだけど
夢の中で歩く足をどろにとられ 一歩二歩、三歩と
君が居るところだけかろやかであることが なぜかわかるんだけど


パラレルワールド 2m先に 確かに違う世界が広がっていた
同じ空気をシェアしてもなお 知ることもない物語がいくつもごろごろしている
その晩君を抱いた女の子が 君の何を知っているの
君が構築した世界の そのお城の 彼女はどこに住んでいるの
私はどこに住んでいるの
君の中で 手のひらを雨空に 太陽は明るいけど姿もなく
ビューティフルシャワー 人間らしく 水と水と水と一体化


パラレルワールド 飛び込んでみると 知らない世界と言語でずいぶん戸惑った
同じ空気を抱きながら、それが伝える熱を知ってやっと 同じ物語をシェアした気持ち
その晩君を抱いた女の子が 知っている君のこと私は知らなくてもいいや
君が構築した世界の そのお城の 明るい部屋に私は居て
湿度が伝える熱は あつくて あつくて すこし息があがる
君の中は いつもビューティフルシャワー 太陽が明るくて
人間らしく 水と水と水と一体化
君が泳いでる 水を介して回路をつくる 届いて私に 君がさす未来