家計をデザインする - 独女リーマン編

先日twitterで以下のようなツイートをしたところ、非常に薄くですが反応があり、私が単身家計に関しどういうふうに考えてるか記録するのは面白いことだと思いましたので、簡単に記します。

 

支出は (家計デザイン)×(実践)

私はサラリーマンなので収入はほぼ固定で残業代等の変動プラマイも通常想定内に収まるため、毎月の支出行動にはほとんどメリハリはありません。余談ですがボーナスもらったときに高額消費しないことも資産形成のコツと思います。

で、金は基本的に支出が少なければ貯まるので実践100%なのですが、どんな感じで実践するかという薄い計画はやはりあるべきで、日々ジャパニーズ・エンをお見送りする中で、あまりにもいきあたりばったりなのは賢くありません。

ここでは、私のその「薄い計画」=「家計デザイン」の話をしようと思います。

 

注)てめー、言うても金溜まってねーだろ!ていうツッコミはだめです。空気読みましょう。

 

手取り収入を3分割する

まずなんとなく手取り収入を3分割します。

手取り収入の金額が少なくて現実を直視できないマンは税込み収入でもいいです。ここではたとえとして、手取り収入24万円マンを例に上げて説明します。3分割した収入には、以下のような役割を与えます。

  • 8万円1号・・・家賃
  • 8万円2号・・・変動生活費
  • 8万円3号・・・遊興費&貯蓄

先生!家賃が8万円じゃない人はどうしたらいいですか?!

家賃が手取りの1/3を下回っている場合、自らに問いかけます。自分は日頃の生活費にお金をつかうのと、貯蓄や遊びにお金をつかうのとどちらが幸せなのか…。(8万円 - 家賃)をして余ったお金は、幸せな方に足します。

逆に家賃が1/3をオーバーしている場合、貯蓄重視なら2号から、生活費重視なら3号からマイナスしますが、ここでは3号から引いておいたほうが結果的に気持ちは楽になると思います。

 

各号の定義ですが、家賃は純然として家賃です。その他の固定費っぽいものは入れません。電気ガス水道携帯電話ネット代、全部生活費に入れときます。なぜなら家賃と違ってそんなに大変じゃない努力でここの金額は減らしたり増やしたりできるからです。固定費じゃない扱いです。

また、被服費、化粧品代等も基本的には生活費カウントします。ただ、何万円もする服とか身に余る高級化粧品などは3号でもいいです。ただ、被服費を遊興の延長線上で扱う人はお金貯まりにくいと思うので、貯金は不要マインドに転換するか収入を増やすことをおすすめします。

よって、生活費=食費+日用品代+インフラ代(電気ガス水道携帯ネット)+化粧品+医療費+コンタクトレンズ+洋服+交通費、などになります。無いと死ぬ(または生活が成立しなくなるもの)は2号。

 

結果3号は、無くても死なないもの+貯金、となります。

この3号の立ち位置が重要で、3号をぼんやり見つめていると、この世界から無くても死なないものを殲滅すれば確実に俺は毎月8万円貯まるんだ…というスゴイ未来が見えてきます。年間100万円オーバー。ボーナスも全部貯金すればスゴイ額になりますね。マンション買えるやん!!!!

ただ実際は、この「無くても死なないもの」のなかに、本、CD(Apple Musicサブスク費)、ゲーム、飲み会、ライブ、#オサカナ とのチェキ代、衝動的に早稲田大学ビジネススクールの公開講座に行く代、等が入ってくるのでまぁゼロにはなりません。

 

2号・3号と日々の実践をデザインする

そして、変動生活費(2号)と、貯蓄遊興費(3号)を毎月どう使っていこうかということについてざっくり計画を立てます。

 

2号は非常にシンプルです。8万円を1ヶ月の日数である30くらいで割って、毎日の予算を決めます。大体2600円くらいですね。あとは毎日この予算内で暮らすことを心がけます。インフラ代の支払いをコンビニなどで払っている場合、そこで2000円使うと残600円になるのでその日は600円で暮らしてください(鬼)。

口座振替やクレカ決済で勝手に落ちてしまう場合、前月実績を8万円から引いてそれを30で割ります。例えばインフラ支出が合計15000円なら、1日あたり500円がインフラ費なので毎日2100円で暮らします。

この2100円の暮らしというのはやろうと思えば、っていうか思わなくても、わりと普通にできます。毎日のランチ代1000円とか払ってたらキツイけど、月収24万円だとしたらランチ代1000円払ってる時点でクレイジーだと言わざるを得ないし、そこはQOL削ってでも節約したほうが結果幸せになれると思います。

もちろん、たまにこれをオーバーするのは全然OKです。他の日と帳尻を合わせたら良いのです。ちょっと良いご飯を食べたり、医者に行ったりして4000円、5000円使ってしまったら、そのあと「財布をつかわない日」を設けて平均を下げに行きます。

 

こういう縛りを持って暮らしていると、お金を全く使わずに過ごせた日は頭の中でチャリンチャリン音がなります。そして「あーしーたーはーごーせーんーえん使っても死ななーい♪」みたいな合唱が聞こえてきます。

 

3号の8万円。このさじ加減はなかなか難しいものです。貯金したいという気持ちと、遊びたいライブ見たい最新家電が欲しい!等の欲望のせめぎあいだからです。でもこんなの計画どおりに行くことなんて無いんぜ!!と腹をくくり、とにかく8万円を2つに分けます。

 

3号8万円=貯蓄目標5万円+遊興費3万円

 

もう決めたらやるしかないです。3万円でなんとかしよう。

飲み会に2回行きます。8000円。ライブハウスに1回行って(2500円)、酒を3杯飲んで(1500円)、チェキを撮りますよね?(2000円)。で、GUの鏡に映る自分の姿を見て自分の履いている靴があまりにも貧相でげんなりするじゃないですか。だから銀座かねまつで買います。1足、25000円。

先生〜〜デートは遊興費ですか〜〜?!・・・デート?とは?そういうのは無いのでどこにも入りません。*1

 

で、足します。もう現時点で39000円とかなってるんですよ。無理です、遊興費3万とか。

 

この8万を貯蓄と遊興費にどう分けるかというのは、あなたがどれくらい真面目に当初計画を守るマンであるのか?という観点で決めれば良いと思います。私は計画とは破るためにあるものだと思っているので5:3くらいでちょうどいいんです。3万超えたところで「あー超えちゃったな〜」と思ってすこし財布の紐がきつくなる。これでいいんです。結果的に2号が締まってくるので、帳尻が合うこともあるんすよ。

あなたが毎日家計簿をつけ、毎日行動フィードバックをでき、計画から逸脱するや胃が痛くなり自分を責める素敵なレディであるならば、この8万円はあなたの真剣な貯蓄額年間計画から決めたら良いと思います。

逆に言うと、ボーナスから貯蓄できれば日々の貯蓄はあまり重要でない、ということなら、8万全部遊興カウントでも良いと思いますよ。

 

実際これで家計が締まるかは実践次第

ということで、私が日々のキャッシュフロー(支出側)についてどう考えているのかは、これにてお終いです。

実際これで暮らしてても金がたまらんのだが、というのが冒頭のツイートの話なのですが、キャッシュフローというのはホントにアレなもので、この中に突然の出張で立替経費が18万出ていく(出張は現地食費等が100%弁済されるわけではないんですよね)とか、つつましき自炊生活の中で猛烈にイライラする事があり衝動的に1800円の黒毛和牛ステーキ肉をスーパーで買ってしまうとかね、#オサカナがメジャーデビューしてリリイベ貧乏になるとか、まあいろいろあるんですよね。

 

だから言うまでもなく前述は行動の指針みたいなもので、もちろんこの指針通りに行動できりゃめっちゃお金貯まるんだけど、それはできない前提です。やりきろうとして胃をキリキリさせないこともすごく大事なことです。

 

しかし、家計を崩壊させないこともまた重要だし、海外旅行にも行きたいし、アラモアナショッピングセンターで散財もしたいし、妹も結婚してご祝儀は吸われるわけですから、家計のバランスを取るためにどうこの計画を成立させるかの肝みたいなのももちろんあります。実践編ですね。

 

もし"薄く"以上の反応が認められたら、私のアクロバティックなどケチ生活実践編をお送りします。私は〜〜ケチだぞ〜〜〜

ケチでもどうQOL高く維持するか?というのがポイントですよね。

みんなお金貯めてマンション買おうぜ!!!

 

 


sora tob sakana/Lightpool(Full)

 

*1:デート的な意味での交際費は、マジレスすると狩猟期は3号、かれぴとのほのぼの生活は2号に計上し、将来ある彼氏との暮らしに使うお金は清貧たる生活資金の範囲を逸脱しないことをおすすめします。3号で盛らないと彼氏続かない人は独女リーマンより主婦向きと思うので、収入多めの男子をハントしましょう。