TM NETWORK CONCERT - Incubation Period - 日本武道館

1984年、調査を目的として地球に潜伏した地球外生命体ユニット・TM NETWORK。2014年、30年の調査任務を終えた。
どうしてだか知らないけど、30年を迎えたTMは決意するのです。
TK「2012年4月24日と25日の武道館にタイムマシーンでひとっ飛び、ライブするわ」
う「じゃあ行くわ〜」

「う」というのはウツじゃないよ、私だよ!

ということで行ってきました!12000円のお布施チケットをたくさん買って!家に3冊のパンフとCDがあるよ〜☆彡

セットリストはTM NETWORK facebook ページのタイムラインに記録されています。
http://www.facebook.com/TMNETWORK.Official

    • -

私は1983年生まれでして、TMの初期活動が終了した1994というのはカルチャーに未だ遭遇していない田舎の鼻垂れ娘でした。今も田舎にいますし、今もヒノキの時期を中心に鼻は垂れていますが。TMを知ったのは小室ファミリーが世間を席巻し、globeがアルバム400万枚突破という金字塔を打ち立てる前後のことです。あのころは音楽の情報収集といえば雑誌が中心で(いや、きっと、レコード屋だったはずなんだけど、早耳のバイヤーがいるような店舗はなかったので近所に)(無論今もない)、小室哲哉に関しては称える記事もこき下ろす記事もたくさん読んだ。称える記事はGIRL POPのようなアイドル雑誌にしかなかったし、たくさんの週刊誌が彼を時の人として斜めに見ていたのだけど。
まぁそのなかで、小室哲哉のデビューにTMというものが噛んでいると知ったのですね。本当に、シティハンターの件もガンダムの件もぼくらの七日間戦争の件も知りませんでした。「ぼくらの」の小説は中学の時に出回ってて読んだけど。

初めて聴いたのは「CAROL」。TSUTAYAでジャケ借りだったと思います。一発でハマりました。SEVEN DAYS WAR、JUST ONE VICTORY、Still Love Herなど至極の名曲がありますからな…(あの頃のわたしよ、いま私は闇のラビリンスが一番好きだよ)

その後、企画ベストの全シングル集を聴いて「金曜日のライオン」や「1974」の洗礼を受け、「TMN BLUE」で木根バラの洗礼を受け、気づけば長い時間をかけて全てのオリジナルアルバムといくつかの企画盤を手にしていました。オールナイトニッポンかなにかの投票でFANKS好きな曲1位になったエレプロ(ELECTRIC PROPHET〜電気じかけの予言者)が収録されているミニアルバム「TWINKLE NIGHT」を中古屋で発見したときには感動しましたよ…曲はあの当時の私にはさっぱり理解できなかったけど。いまはamazonマーケットプレイスなどで簡単に手に入るからとてもいい時代だと思います。

ELECTRIC PROPHET〜電気じかけの予言者

これは1994年のラストライブ(東京ドーム!)の映像ですが、このテイクの何がいいって、最初から最後まで自信満々で歌詞を間違え続けるウツに合わせてコーラスで歌詞を間違え続けてあげる木根さんの包容力だよね…We "are" surrender everynight!!

Youtubeニコニコ動画に過去のライブ映像がアップされるようになって、エレプロの素晴らしさが体に染み渡るに連れ、自分の中のFANKS熱が抑えきれない火照りになってきたのです。2000年以後、活動再開してプログレッシブやトランスに傾倒していったTMサウンドに直面できず過去の楽曲と戯れ続けたけど、小室哲哉が逮捕起訴有罪となり、休業の後エイベックスにカムバックした頃には、無線LANが擦り切れるほどにエレプロを聴き倒し、TKが次にエレプロを演奏するときそこにいるのは私だ!!と何故かオレオレ自己中な予感がしたのです。

「何も壊すものはない 何も捨てるものもないさ もしも二人暮らしだしても 今夜ような夢を見せてあげるよ」
「君だけが間違いじゃない 君だけが不安だらけじゃない 何もかも頼っておくれ Maybe I can control your mind」

    • -

ライブは全曲口パクでシンガロング!ウツがこちらにマイクを振ってくれたら全力で歌う!
初めてのライブ参戦なのに全部歌える!全部踊れる!凄い!!
ウツのキレキレダンス!なにこれかっこいい!
先生のキレキレシンセ!なにこれかっこいい!
木根さん!そんなにエアギターみたいにギター弾かなくていいのよ!

トラブルだって全然冷めないし、普通だったら「は?」て思う演出も「まあTMだし、オッケー!」てローラになれるし、それが”粋”と感じられてしまえば簡単に涙が滲んだよ。NERVOUSで宇都宮体操の真髄を見て大感動したよ!ホンモノはレベル違うよ!

そしてとにかく、アレンジが原点回帰で80'sを意識したレトロさで、それがすごく”らしく”て斬新で、いままでのライブビデオと比べてもずっと楽しめる音だった。初日は先生の音がどれだかよくわからなかったんだけど、2日目正面2階最後列付近から見下ろしていたら、指の動きと音が確かに一致しているところがあって感動したw(でも昔ほどバンドと融合した演奏はできなくなっているよね…年齢的限界なのか)

まぁ私はFANKS15年くらいでまだまだまだまだ初心者ですので!これからTMが地球での任務を終える2014年まで本気で追いかけ続けようと思います。彼らの、音楽に正直で、演出に粋で、超コミカルでほっとするところが大好きです。

一切レポートになってなくてすいません!でも無理だから!なんか、なんか楽しかったな〜 って感じです!以上!!

最後に、忙しい人のための宇都宮体操です。どうぞ。(油断してみると腹筋崩壊して死にます)
D