2011-2012 Salyuで年越し。思い出ではなく、思ったことを記録する。

あけましておめでとうございます。
誰に問いかけるでもなく言葉の練習で今年もちょこちょこ書いていきたいと思います。

年越しは、小林武史がプロデュースしている代々木VILLAGEにある「Code kurkku」というイタリアンレストラン・バーにて、小林武史の演奏とSalyuの歌(と一青窈といくらかのDJing)で迎えた。聴いた環境という意味ではいろいろ思うところはあったものの、エリック・サティジムノペディのソロ歌唱は感動的でした。
Salyuとは2000年にリリイ・シュシュの企画のときに初めて歌を聞いて10年以上。
可能なかぎりライブに通ってきて、生活の一部になっている。いろいろなことを思いながら、聴いた。

狂信的というか、盲目的に愛することって私にはできないんだよなー
それはどんな音楽家に対してもそう。自分の中で愛って偏愛で、批評的な気持ちが芽生えてきて初めて作品の”理解”に至ったな、と思う。
SalyuはTERMINALツアー(私個人はこのツアーは失敗だったと思っている)のあと、小林武史と離れて制作する機会を得て、歌のスタイルに一定の完成を見たように思っている。あの歌唱が唯一無二であることはたぶん否定する人って少ないんじゃないかなと思うけども。
リリイのCDと比較すると、たしかに変わってしまって、戻らないことの寂しさを感じたりもするけど、あの頃はワンマン1本歌い切ることもできなかったし、ライブはとても不安定だった。それが、10年経ってsalyu x salyuのような腰掛けじゃあとても成立しないプロの技をきちんとショウして評価を得られるようになったのだから。その10年の進歩に愛を。

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私の好きな曲、の、好きな演奏を貼っておきます。今年もよろしくお願いします。

Salyu - VOYAGE CALL (MAIDEN VOYAGE ツアー)


Salyu - 夜の海、遠い出会いに (my whereabouts Live)