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2011、よく聴いた音楽たち

今年リリースじゃないのもありますけど、今年よく聞いていた音楽を振り返る。


1. ホログラム・月の裏側/清浦夏実
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トルネード竜巻の曽我さんが作編曲されたシングル発売。表題曲はEテレアニメ、ファイブレインのED。
カップリングは曽我節炸裂しすぎていて、しばらくはこの曲しか聴けなくて、中学生みたいに1曲リピートする日々が続いた。発売が11/23だったのに、もう130回とか再生してて1日4回以上聴いてる計算。

スタッフクレジットに、トル竜元マネージャー・岩田さんがVictorのディレクターとして。トル竜の録音を一手に引き受け、今年は桑田佳祐のシングルでなにやら受賞されたという中川さんがエンジニアとして。マスタリングはFLAIRの小島康太郎さん。
演奏者として、ベーシストの御供さん、ギターは二木さんということで、トル竜なつかしオンパレードで歌詞カードだけみてニヤニヤしたり。

夏実ちゃんのライブに12月はじめて足を運んだんだけど、ROUNDTABLE北川さんがライブを全面サポートしていて、ROUNDバンドがそのまま演奏を。個人的には宮田繁男さんが夏実ちゃんを叩く、という構図に垂涎。宮田繁男さんが曽我さんの曲を叩くという状況には大感動でへろへろでした。

手元に宮田ソングを聴き倒そうとディスコグラフィチェックしていたら、坂本真綾の1枚目「Grapefruit」は半分くらい宮田さんが叩いていて、名曲「ポケットを空にして」は宮田ソングでした。あらら〜。
ちなみに宮田繁男-佐野康夫は、オリジナル・ラブ1期-2期という関係ですよね。当人同士に関係があるかはさておき。宮田さん目の前で見て、肩からスティックの先までのストロークが康夫様に似ていてどきどきしたわぁ。


2. Cipher / FLEET feat.初音ミク
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二つ前のログにも貼ってある動画ですが、年初はこの曲を1曲リピートしていてアホみたいでした。

FLEETは名前だけ知っていて音は知らないユニットだったんだけど、二木さんがアルバムに参加されたとついったーで呟いていてサイト( http://www.fleet-sound.com/ )を訪問。好きなかんじのポストロックだったのでアルバムは買うことにして、周辺の人々をついったでフォローして、ふわふわと暮らしていたある日、ついにその知らせが届くのであります「曽我さんがピアノで参加した曲うpしたよ!」。たぶん誰もそんなこと言ってない。FLEET佐藤さんがボカロに大接近、初音ミクソングを発表した、そこにはゲストしてギター・二木さん、ピアノ・曽我さん、歌詞・林さん(ex.メカネロ)が参加しているよ!と。

清浦夏実とまったく同じ入りですが、トル竜一本釣りで曲を聞きに行った。
1回聴いて、速攻mp3化してた。

がやがやしている音作りと、右に左に曽我さんのピアノが躍るのと、意味があるようで無いようであるような歌詞がとてもいい。初音ミクの魅力って、人の声で歌うと違和感の出る言葉をきれいに発声させられるところにもあるよね。極めて中2で、でもストレートで、でも読みきって「だから何?」って思いもあり、でも初音ミクの無生物葛藤を感じる歌詞、好きですね。林さんのこういう才能って知らなかった。

FLEETのアルバムを買っておまけCD-Rをもらい、正しい姿で私の家にやってきたこの子。
1月に仕事がオーバーフローして徹夜で英文報告書つくって、土曜日に部長と北千住のMacで内容査閲もらって、日曜日に出国した時も、ずっと1曲リピートしてた。
中毒性高し!
いまは、同人雑誌+CD、Transit Loungeにて入手できます。


3. アルバム s(o)un(d)beams / salyuxsalyu

Salyuはことし小山田圭吾とコラボレーションして、いわゆる「通好み」なテクニカルな音楽を展開した。企画自体は2008年くらいから録音に手を付けていたそうで、1年以上ライブの練習を重ねていたとのこと。普通の和声では重ねないような近い音を人の声で重ねると不思議な調和になることをクロッシングハーモニーというらしい。( http://www.cinra.net/interview/2011/04/06/000000.php?page=2 )
実のところCDを聴きまくったか?というと、そうでもないかな。ハーモニーがとっても眠くなるから車運転しているときに聞けないのよ。

ただ2回足を運んだライブは凄かった。CDを聴いて、どうやってこれをライブで再現するのか?まさか録音したコーラスとだったら金返せ…!なんて思っていた私が馬鹿。salyuに加えて3人のかわいこちゃんが集まっておんなじ服で唄いまくる。手には打楽器やらピアニカやらパーカスやら。ギターやら!ハープやら!!変則的なリズムを確実に刻んでいく彼女らのプロの技に感動。
どの子が何を歌っているの…?目を離せない。11月の横須賀のライブでは、小山田やBuffalo Daughter大野さんも来たけど全く目が行かず、シスターズに目を奪われた。

泣けるエピソードは、4人のなかでひときわ背の小さな「えっちゃん」の話。salyuがデビューするきっかけ(東京のライブハウスの店長にsalyuの歌を聞かせ、武史との出会いにつながる)をつくった友だちであり、salyuの成功の反面歌手をあきらめて普通に働き、結婚していたそう。salyuに誘われ、またステージに立つようになったんだとか。

アルバムには元ゆら帝の坂本さんも歌詞で参加。Salyuのブレーン、怪しげな音楽家国府達矢も作曲で参加。国府達矢はとにかく怪しすぎるのに、Salyuの声を本当に輝かす曲を書くから憎い。私はSalyuの音楽の体をいちばん分かっているのは国府達矢な気がしてる、武史じゃなく。


4. Transit Lounge

前のログでも紹介し、2つ目にも挙げてますが、FLEET佐藤さん、ボカロなど自主制作音楽集団s10rwの和賀さんなどが編集した、同人雑誌+CD。
1曲目には名嘉真祈子(トルネード竜巻)の歌唱も収録されていて、ファン要チェックです。1曲目を制作したfhanaは先日サイトもできてライブもして…サイトで流れる音楽が当然のように5拍子から始まって素敵です。
http://www.fhana.jp/

「Tansit Lounge」自体はクロスフェードはもう貼ってるし、収録曲でフルで聴ける Leggysaladさんの「People Floating In The Atmosphere」を貼っておきます。こんな曲がネットにごろごろしているなんてとんでもない世界になったなあと思うし、メジャーシーンに聴きどころが無くなって好き好きに穴を掘ってアンダーに居場所を見つけるようになることもやむを得ない、というか、それがネガティブなことなんてなにもないな、と思う。

Leggysalad - People Floating In The Atmosphere


5. そらいろくらぶ×ちびた

引き続きですが、4つめで紹介したTransit Loungeでも中心で活躍されてる和賀さんのもともとのバンド「そらいろくらぶ」(ボーカルは初音ミク)の曲を、歌い手・ちびたさんがカバーしたアルバム。憂いのある女性の声が相変わらず大好きだなーと。はまりました。
「Soda」という曲がスパングルを思わせる低音気味なメロディラインで好きでよくぶつぶつ歌っています。サビでクッと上げるところがいいのよ。クッと。

そらいろくらぶ×ちびた - Soda
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ホログラム

ホログラム


s(o)un(d)beams

s(o)un(d)beams


■番外■
今年は小室哲哉がアルバムを発表したというのが大きくて、その時に再発された90年代前半の小室ソロ楽曲聴いたり、小室ファミリー絶頂期の、globeや朋ちゃん聴いたり、陰ってきた頃のglobeや(そのころ復活した)TM聴いたり、iTunesに居なかった小室さんを呼び戻す作業をずいぶんした。

小室哲哉 - Vienna feat. Miu Sakamoto and KREVA


☆TKボーカルの気持ち悪さを超えて曲のさわやかさや歌詞のきゅんに持って行かれる
Tetsuya Komuro - magic

この恋に いま熱い雨が降る いつまでも味方だよ


朋ちゃんの楽曲はTKが好き勝手やっていたからなのか実験的で体に馴れない音楽理論が炸裂
華原朋美 - every morning

気持よく疾走するサビから始まってAメロにいくところの転調、Aメロのトラックとボーカルのぎりぎりな調和がさらに腸捻転する。久しぶりにこの曲聴いて、我が家にインターネッツがやってきた頃を思い出す。あの冬我が家にネットが…そして私はこんなこに育った…(胸熱)


華原朋美 - summer visit

同じくながーいサビから入って、えっ?っていう感じの調性のメロに落ち着く曲。音楽理論がわかるとこいうの楽しくなるんだろうなーと思う。なんとなく耳にある相対音感を裏切る転調をされたときの違和感が、宝探しみたいな感じですきです。


小室哲哉に限らずこれはみんなですけど、10代の頃聴きなれた曲をいま聞きなおして、曲の印象も違う、歌詞の印象も違う。いま大好きになった演奏家がちょろちょろ出てきてときめく。
TMRや菅野よう子はノンストップで聴き続けているけど、途中聞いていなかった時期のある楽曲にはそれら独特の味が出てよい。
良い曲は良い。
小室哲哉が90年代に日本人の琴線掌握して似た曲を量産したことも、全然嫌じゃなくて、気持ちイイから、良い!